５月３日、ゆめトピア長船でメタボリックシンドローム（メタボ）について特別講演会を開催しました。ゴールデンウィーク中にもかかわらず、２７０名を超える方々にご参加いただきました。　

　前半は、岡山大学大学院より四方賢一准教授をお迎えし、メタボについての基礎知識、動脈硬化との関連、治療について、幅広く分かりやすいご講演をいただきました。 

　後半は、本物の劇団の方にメタボ夫婦の受診風景を演じていただきながら、みなさまに質問にお答えいただきました。みなさまに興味を持ってお聴きいただき、ご理解いただけるかを追求した結果、院長の発案で演劇を取り入れることとなりました。このような講演会は、岡山県下では目新しいこころみです。ご参加いただいたみなさまにはお楽しみいただけたのではと思いますが、いかがでしたか。

　解説をいただいた岡山済生会総合病院糖尿病センター長の中塔辰明先生、岡山大学病院臨床栄養部副部長の坂本八千代先生、岡山大学病院内科外来看護師西田保子先生は、いずれも岡山のメタボや糖尿病の分野で第一人者の先生方です。今回、長船で先生方のお話しをうかがえることは、みなさまのみならず我々にとっても大変貴重な機会だったと思います。

　　
　メタボ対策は、「食事に注意しましょう」「運動しましょう」とよく言われます。それが体にいいことはよく知られていますが、なかなか実行できないのが現状です。どうすれば生活を改善し、どうすればそれを続けることができるのかをわかりやすくお伝えできるよう、病院スタッフ全員で入念な準備をしてまいりました。

 今後もみなさまの健康のお役に立つことができるよう、よい診療に努めるとともに、また機会があれば『知って得する講演会』を開催したいと思います。

　さいごに、当日は滞りなく講演会を開催できましたことを、ご参加いただいたみなさまのご協力のおかげと感謝申し上げます。

副院長　北村卓也